抗肥満効果

ラムナン硫酸の肥満抑制作用

体重増加抑制効果

背景と目的

ラムナン硫酸には様々な体に良い作用があることが知られていますが、肥満防止に効果があるかは知られていませんでした。肥満抑制作用についてゼブラフィッシュ肥満モデルを用いて調べました。

検討方法

2週間高カロリー飼料を与え肥満状態にしたゼブラフィッシュ(肥満モデル)へ「高カロリー飼料のみ」及び「高カロリー飼料にラムナン硫酸を添加した飼料」をそれぞれ与え、体重がどのように変化するか検討を行いました。

結果

ラムナン硫酸を添加したゼブラフィッシュでは高カロリー飼料のみ摂取と比較して有意な体重抑制が認められました。

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まとめ

ラムナン硫酸には肥満抑制作用がある事が明らかになりました。

 

 

肝臓脂肪沈着抑制作用

背景と目的

肥満になると脂質異常症を引き起こすことがあります。肝臓脂肪の排除の能力を超えて脂肪酸の取り込みや新たな脂肪生合成がおこると過剰な脂肪の蓄積が肝臓に起こります。高脂血症では脂肪沈着を伴うことが知られています。ラムナン硫酸に肝臓への脂肪沈着にどのような影響があるか、ゼブラフィッシュを用いて調べました。

検討方法

2週間高カロリー飼料を与え肥満状態にしたゼブラフィッシュへ「高カロリー飼料のみ」及び「高カロリー飼料にラムナン硫酸を添加した飼料」をそれぞれ与えました。摂取6週間後にゼブラフィッシュより肝臓を取り出し、オイルレッド染色により肝臓脂肪沈着量を調べました。

結果

オイルレッド染色では脂肪は赤色に染色されます。通常飼料を摂取させたゼブラフィッシュでは赤く染色される部分は観察されませんでしたが、高カロリー飼料を摂取させたゼブラフィッシュの肝臓では大部分が赤色に染色されました。高カロリー飼料にラムナン硫酸を加えた飼料を摂取したゼブラフィッシュでは、高カロリー摂取ゼブラフィッシュと比較して赤く染まる部分が少なくなりました。

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まとめ

ラムナン硫酸を摂取する事により、肥満に伴う肝臓脂肪沈着が抑制されることがわかりました。

(データ:Journal of Functional Foods,  2015, p364–370, doi:10.1016/j.jff.2015.05.041.)